ロシア観光ビザを自分で申請してみた!!その手続き方法をご紹介!
現在日本人のロシアへの観光訪問には観光ビザが必要となっており、大使館や領事館でのビザ発給手続きが必要です。しかし、2017年からその行程によっては簡易な電子ビザを申請するだけでOKの場合があります。
ロシア外務省領事局HPより引用
ロシア極東沿岸部のウラジオストックやハバロフスク、カムチャツカ、サハリンといった地方を訪れる際で各々の地方のみを訪れる行程では電子ビザを発給すればOKです。
この電子ビザの注意点は、例えばウラジオストックから入国してシベリア鉄道でハバロフスクを訪れることやハバロフスクから出国することはできません。
実際には空路も陸路も国内移動ではビザのチェックまでは行われないようですが、知らずにハバロフスクから出国する時にトラブルになることがあるようです。
電子ビザ発給はインターネットででき、手数料もかかりません。手続きは非常に簡便です。
自身で行おうとすると手続きに時間と手間がかかるのが、大使館や領事館で発給する観光ビザです。
インドなど事前にビザの発給が必要な国はいくつかありますが、やや手間がかかるのでその手順をご紹介します。私も実際に申請しました。
〇申請に必要な書類は
◆ロシア入国時に6ヵ月以上残存有効金があり、見開き2ページ以上のあるパスポート
◆オンラインで入力したビザ申請書。本人自署必要。
◆申請者のカラー顔写真1枚。(45mm×35mm)
◆ロシア外務省に登録されている現地旅行会社が発行した旅行確認書。
→旅行確認書に記載されているべき項目は…
・旅行者のデータ(氏名、生年月日、パスポート番号)
・ロシア入国日および出国日
・観光ルート、移動手段、宿泊場所、観光プログラム
・旅行会社の署名と印
・ロシアの受入れ旅行会社名とその旅行レファレンス番号
※旅行確認書については後述しますので、読み進めてください。
〇ビザ申請手数料
申請日から受領日までの期間が、
・11営業日以上は無料
・4~10営業日は4,000円
・3営業日以内は10,000円
発給まで11営業日以上かかってもOKという場合は申請料は無料というわけです。
〇申請場所
・ロシア連邦大使館(東京)
・ロシア連邦領事館(大阪、新潟、札幌、函館)
申請、受取り時間や休館日は大使館や各々領事館によって異なります。休館日はロシアの祝日にも関係しますので、最新情報はWebサイトや大使館、領事館に問い合わせてください。
申請、受取りは基本平日なので、普段会社勤めしている方はなかなか自身で大使館、領事館を訪れるのは難しいです。旅行会社に申請代行をお願いするのも方法です。時間はお金で解決するということですね。
ただ、旅行会社へ代行を依頼すると安くても8,000円、高ければ15,000円前後するところもあります。自身で申請すれば費用は1,500円程度(後述)+大使館、領事館への交通費のみなので、できれば自身で申請したいですね。
実は大使館も領事館も土日やロシアの祝日は休館日ですが日本の祝日は開いています。したがって、祝日は仕事がお休みの人は申請か受取りのどちらかで、祝日に訪れればOKです。祝日が多い5月のGWや9〜11月を利用すると平日に仕事を休まずに申請と受取りができるかもしれません。
申請に必要な書類の中で「ロシア外務省に登録されている現地旅行会社が発行した旅行確認書」が必要になります。
なんのことかわかりませんね。個人旅行の方で航空券とホテルをエクスペディアなどWebで個人手配する人にとっては現地旅行会社なんか全く関係ありませんね。でも、個人手配、個人旅行でも観光ビザは取得できます。
個人手配の旅程に基づいて旅行確認書を作成してくれるロシアの旅行会社があるのです。Webで入力して、手数料を支払うだけです。
では、その旅行確認書の作成依頼の方法をご紹介します。
まず、TravelRussiaという旅行確認書を作成してくれる旅行会社のサイトに行きます。
→https://www.travelrussia.su/en/(英語かロシア語のみ)
写真の通りクリックや入力をしていってください。
TravelRussia.suより引用
TravelRussia.suより引用
TravelRussia.suより引用
TravelRussia.suより引用
受付完了画面へ。
TravelRussia.suより引用
手数料の支払いはユーロ、USドル、ロシアルーブルから選択してクレジットカードで決済。
TravelRussia.suより引用
支払いが完了するとものの10分ほどで登録したメールアドレスに、旅行確認書のリンクのついたメールが届きますので、アクセスしてPDFでダウンロードして併せて印刷もしてください。(最大で5時間以内で届くようです)
mile de-mileのメールより転載
メールのリンクから旅行確認書のダウンロードへを行います。
mile de-mileの旅行確認書より転載
これがビザ取得に必要な旅行確認書です。A4で印刷でき、本来はロシア語の部分がこの下についています。(英語の部分だけ抜粋しています)
これで必要書類の1つである旅行確認書が取得できました!
そこまで難しいことはないと思いますが、相手はロシアのインターネット環境なので、ここでご紹介した画面と全く同じ画面ではないこともあるかもしれませんし、受付できているか不安になるかもしれません。
数時間を待って、全くメールでのレスポンスがなければ、うまくできていない可能性が高いので再度やり直してみてください。
その際、手数料を決済したクレジットカードの請求明細も併せて確認してみるといいと思います。
次に、オンラインで作成するビザ申請書の取得方法に移ります。
在日本ロシア大使館のホームページからwebで申請書の入力を行います。
https://visa.kdmid.ru/PetitionChoice.aspx
ロシア外務省領事局HPより引用
ロシア外務省領事局HPより引用
ロシア外務省領事局HPより引用
入力内容は右半分に日本語訳があり、ほとんどがプルダウンから選択するので、非常に簡単です。
ロシア外務省領事局HPより引用
ロシア外務省領事局HPより引用
ロシア外務省領事局HPより引用
①旅行確認書の発行旅行会社名
②旅行確認書のリファレンスナンバー
③旅行確認書のツーリストバウチャーナンバー
旅行会社の住所は下記をコピーしてペーストすれば楽ちんです。
7, Vosstaniya Str. (office 306), 191036, St. Petersburg, Russia
mile de-mileの旅行確認書より転載
最後に申請する機関を選択して下さい。
ロシア外務省領事局HPより引用
上から、東京のビザ代行業者(東京のロシア大使館ではありませんので注意!!)、
新潟の領事館、大阪の領事館、札幌の領事館、東京の大使館です。
申請する機関を選択したら申請書の印刷画面が表示されるので、保存ボタンで保存してA4用紙で印刷してください。
顔写真の添付箇所があるので、忘れずに添付して下さい。
これで申請に必要な書類は全て整いましたね。
これらを持参して、最寄りの大使館、領事館へ申請に行きましょう。
今回は旅行確認書とビザ申請書の入力を重点的にご紹介しました。次回、、実際に申請に行って、受取に行くところをご紹介します。
※ビザ申請は日々変更となる可能性があります。ルールが厳格化されることもありますので、最新情報は大使館、領事館HPや問い合わせで確認して下さい。
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