成田→ワシントンDCへANAのファーストクラスに搭乗してみた!!
飛行機旅行好きなら一度は乗ってみたい憧れのファーストクラス。ベッドのような広々とした座席とグラスに入ったワインや陶器のお皿に盛りつけられたお料理。
最高のもてなしに想像が膨らむばかりですね。
ただし、ファーストクラスとなるとアメリカ西海岸で運賃は安くても片道60万円程度、東海岸なら予約種別によっては100万円以上する超高級品!
多くの方にとってとても手の届くものではありませんが、一つだけ庶民でもファーストクラスに搭乗することができる方法があります。
そう!マイルで予約する特典航空券です。
特典航空券なら数百万円するファーストクラスの航空券でも購入することができます。
ただ、アメリカ西海岸、東海岸ともにマイルで予約すると150,000マイルは必要ですが…。
航空券に100万円以上支払うのは無理でも、15万マイルを貯める事は無理かというとコツコツ貯めればそうでもない数字かと思います。私は実際に飛行機に搭乗したりクレジットカード決済で貯めることができました。
そんなファーストクラスに東京成田→アメリカ合衆国の首都ワシントンDCへANAで搭乗しました。エコノミークラスやビジネスクラスにはもちろん無いおもてなしがありましたのでご紹介します。
搭乗したのはNH002便です。多くの航空会社で001便002便は一番歴史があり、収益性が高い路線であることが多いです。
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成田国際空港を11:00に出発し、ワシントンダレス国際空港には同日9:30に到着するフライトです。
私は出発の朝、大阪国際空港から成田空港に移動し、9時頃に成田空港に到着しました。チェックインは大阪国際空港で済ませてしまっていて、成田空港のファーストクラス専用のZカウンターを利用しませんでした。
国内線→国際線への乗り継ぎ専用保安検査場と出国審査場でサクッと済ませ、ひとまず、搭乗口偵察の為、54番搭乗口に行ってみました。もちろんまだ、スタッフも乗客もいません。
あまり時間もないので、ラウンジへ行ってみることにしました。いつもならスターアライアンスゴールドの為、ANAラウンジしか利用できませんが、今回はファーストクラス搭乗なので、ANAスイートラウンジを利用しました。
ダイニングがいいか窓に近いソファーがいいか希望を聞いてくれて席まで案内してくれます。飲み物と食事のオーダーも聞いてくれましたが、直接見て好きなものを取りたかったので飲み物だけお願いしました。
普段、ANAラウンジではそんな待遇取られたことないので、緊張しますね。
10:30からボーディング開始です。当然今日はファーストクラスなので、初めに搭乗します。
私の座席は2Aで窓側です。ファーストクラスの座席配置は1-2-1が2列ありますので、最大で8席のみです。座席数も少ないのでファーストクラスの特典航空券はハイシーズンはなかなか予約がしづらいです。
各座席はコンパートメントで仕切られていますが、扉は無いので個室とは言い難いですが、1.5畳くらいの大きさがあります。
シートリクライニングは手元のタッチパネルで操作でき、フルフラットまで倒すことができます。
アメニティはサムソナイトのスーツケースに見立てたケースに歯ブラシなどやアイマスク等が入っています。かつては入れ物がリモアのスーツケースだったようです。
これとは別にCAの方が歯ブラシや耳栓等を席まで持ってきてくれ、必要なものを取ることができました。
寝巻きも用意されており、「すぐ着替えますか?」と言われましたが、要領がわからなかったので、寝る前にすることにしました。
ファーストクラスに乗り慣れている方は搭乗してすぐに身軽な寝巻きに着替えて機内で過ごすということを聞いたことがあります。
出発前に担当していただくCAさんから挨拶があり、新聞と程なくしてウェルカムドリンクのシャンパンを頂きました。
優先搭乗で機内に入って、出発までにゆっくりと座席周りの準備をしたり飲み物を楽しんだりできるのも上級クラスの特権ですね。
ほぼ定刻に機体は動きだし、成田空港の16Lから離陸しました。
安定高度に入るとお食事のメニューが配られ昼食が始まります。メニュー内容は和食と洋食の選択ができるので、私は和食を選択しました。
テーブルには白いクロスが敷かれ、アミューズと注文した白ワインがやってきました。
ワインも種類がたくさんあるので、どれがいいかわからなければ白、赤や甘目、渋めなどの自分の好みも伝えればおススメを教えてくれました。
機上で頂くワインは最高においしいです。
ここから、本格的にお料理が運ばれてきます。まずは前菜です。寿司や焼き魚、レンコンの酢の物などです。
お膳の上に一品一品サーブされるのはやはりビジネスクラスよりワンランク上のサービスです。
続いてお椀です。博多和牛の入ったお吸い物です。
イカ、車エビ、ウニのお造りです。
小鉢(右上)、煮物(左上)、主菜(中央)です。小鉢は胡麻和え、煮物は湯葉と蟹の生姜餡かけ、主菜は蒸し鯛の餡かけです。
最後にご飯とお味噌汁です。ビールもお代わりします。
デザートはフルーツ盛り合わせとマカロン、チョコレートです。
和食はすごく満腹になるかというと、たぶん洋食の方がお肉やお魚があるのでボリュームはあると思います。ただ、お造りはもちろん新鮮で、煮物やご飯はしっかりと温かくお味は機内とは思えない一段上のクオリティーでした。
食事が終わってもまだ機窓からは明かりが入ってきます。
映画を1本見るとCAさんが座席のベッドメイキングをしに来てくれました。この日は私の座席2Aの隣の2Cが空いていたので、2Cにベッドを作ってくれて、2Aは座って食事をする席にしてくれました。空席があると1人で2席を使用することができます、本当に贅沢。
ベッドメイキング中に私はお手洗いで寝巻きに着替えてきました。
ファーストクラスのお手洗いには清潔に着替えることができるように、ステップが付いていて、靴を脱いでも床に足を付けずにステップの上で着替えることができます。
ベッドにした座席の方で寝巻きを着てゴロゴロしながら映画を見るのは、もう飛行機の上ではないような至福の時です。
先ほどの食事から数時間してANAの間食名物一風道ラーメンを頂きました。インスタント感は否めませんが、空で食べていることを考えれば味は上々です。
日本も夜になってくるので、だんだんと眠気が襲ってきて数時間寝ると、もうカナダ上空を通過中です。離陸から8、9時間経過しました。
寝起きに温かい日本茶を頂き、少しすると朝食を持ってきてくれました。
朝食も和食で、お膳に焼き魚や煮物、ご飯、お味噌汁などが用意されています。
別に納豆もあるということなのでもらいました。
食事を済ますとワシントンDCはもうすぐです。再びお手洗いで寝巻きから身支度を整えて席に戻ります。
CAさんからメッセージの書いたポストカードとリボンで飾られたメニューと旅行中に食べてください、と機内で配られるおつまみをいくつか袋に入れて頂きました。初めてのファーストクラス搭乗記念になります。
現地時間の9:30ごろワシントンDCのダレス国際空港に到着しました。座席もお料理も本当に今までに経験したことのない快適な空の旅を過ごすことができ、記憶に残る11時間でした。
夢のファーストクラスに乗る為にマイレージを貯めている方も多いのではないでしょうか?
庶民には通常の料金を支払って搭乗することが到底難しいファーストクラスだからこそ、マイルを貯めて一度は特典航空券で搭乗してみてはどうでしょうか?
※ANAは現在B777-300ERで新型ファーストクラス「THE Suite」を就航させています。座席入口に扉が付いておりより個室感がある最新のシートです。
ご紹介したタイプのシートも就航中ですが、数年かけて徐々にThe Suiteに代わっていくことと思います。
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